がん5年生存率66.1% 0.3P上昇
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およそ10年前にがんと診断された人の5年生存率が、66.1%であることがわかった。
国立がん研究センターが、全国277の医療機関で2009年と2010年にがんと診断された患者について、治癒の目安とされる「5年生存率」を集計したところ、66.1%で、前回より0.3ポイント上昇した。
部位別では、前立腺がんは98.6%、女性の乳がんは92.5%、膵臓(すいぞう)がんは9.6%などと差が大きくなっている。
また、2012年にがんと診断された患者の「3年生存率」は72.1%で、部位別では、前立腺がんは99.2%、膵臓がんは16.9%だった。
がん研究センターは、「生存率は、がんのステージや患者の年代によっても違うので、センターが公開した詳細を見て、自分がどこにあてはまるのか、主治医と話してほしい」としている。