「アームリング付き浮き具」“背中に着用”で溺れる恐れ 3歳児が溺れる事故も
両腕の浮き具と胸の前の浮き具が一体になっていて、プールなどで子供が着用する「アームリング付き浮き具」について、誤って前後逆に着用すると溺れる恐れがあるとして、国民生活センターが注意を呼びかけました。
「アームリング付き浮き具」とは、両腕と胸の前の浮き具が一体になっているものです。
国民生活センターによりますと去年8月、本来胸の前にある浮き具を誤って前後逆の背中側にある形で着用した、3歳の男の子がプールで溺れる事故が発生したということです。
実験映像では、前後逆に着用した場合背中側が浮くために子供がうつ伏せの姿勢となり、顔が水につかって呼吸が困難になる様子が確認できます。
国民生活センターでは、子供が着用する際、前後の向きに注意を呼びかけるとともに保護者も近くで寄り添うようすすめています。