“特殊詐欺”被害にあわない心構えとは?
ますます巧妙化し、被害が減らない特殊詐欺。27日夜の「深層NEWS」に出演した元警視総監と心理学者が、詐欺の被害にあわないための心構えを力説した。
立正大学心理学部・西田公昭教授「もしかしたら自分もだまされるかもしれないとまず思うこと。そのためには誰かに相談するということが大事です。自分でまず決めない、お金を出す前に相談するということが大事。特に電話でお金の話が出たら、まず疑うということだと思う」
池田克彦元警視総監「(日本人は)自分の力が及ぶ範囲は何とかしようと考える。ですから、お孫さんから『何とか助けてくれ』と言われると、『そうか。私の力で100万円なら何とかなるな』といったらやってしまう。自分の力が及ぶからといって、責任を感じることはない」
立正大学心理学部の西田教授はまた、人はだます側が仕掛ける最新の時事ネタを絡めた話にリアリティーを感じ、トラブルを防ぐためのニセの解決策に安心感を覚える傾向があるとして、注意を呼びかけた。