×

福岡・6人死亡火災 “放火”で逮捕の元住人を殺人罪でも起訴

2024年10月17日 19:08
福岡・6人死亡火災 “放火”で逮捕の元住人を殺人罪でも起訴

7年前に福岡県で6人が死亡したアパート火災で、放火などの疑いで逮捕されていた元住人が殺人の罪でも起訴されました。

殺人や現住建造物等放火などの罪で18日、起訴されたのは、井上浩二被告(56歳)です。

起訴状によりますと、井上被告は2017年5月、福岡県北九州市の木造2階建てアパート「中村荘」に侵入し、ガストーチのようなもので放火した上、火災によって住人6人を殺害し、5人に重軽傷を負わせた罪に問われています。

井上被告は現住建造物等放火と住居侵入の疑いで逮捕・送検されていましたが、福岡地検小倉支部は井上被告が放火によって住人が死亡するかもしれないと認識していたと判断し、殺人と殺人未遂の罪でも起訴しました。

井上被告が起訴内容を認めているかどうかは明らかにしていませんが、「捜査で収集した証拠などを評価・分析し、未必の故意を認定して18日の公判請求に至った」としています。