難病の19歳“分身ロボット”で登山に挑戦
日本初!分身ロボットOrihimeが“行けない人”と一緒に登山に挑戦します。
筋力が低下する難病、筋ジストロフィーのため、車いすで生活する岩田真帆さん(19)。
岩田さん「私は(山に)登ることができなくてあきらめていたんですけど、Orihimeに出会って、大山登山を選びました」
真帆さんの夢である登山をたくした相棒、Orihime。胴体部分にあるマイクとスピーカー、そして顔のカメラを使い、インターネットを通じ、ロボットの手や顔を遠隔操作。周囲との会話を楽しめます。
今回、大山に登るのは、Orihimeをレンタルしている、石原睦巳さんです。
石原さん「iPad等の通信端末を使って、自分の代わりにどこかへ行く人のサポートをしています」
「おはようございます」「今日はよろしくね」――石原さんたち、登山部隊はOrihimeと一緒に大山へ。真帆さんはタブレット端末を操作し、登山隊との会話を楽しみます。
岩田さん「階段が急ですか?」
石原さん「今まで緩やかだったけど、この後、また急になるね」
だんだん険しくなる山道。真帆さんもOrihimeから送られてくる映像で険しい山道を確認します。
登山客「え~。あら~、かわいいね」
真帆「こんにちは。ありがとうございます」
登山客「あ、すごい」
すれ違う登山客たちがまるで目の前に真帆さんがいるかのように、次から次へと真帆さんへ応援の声をかけてくれます。
そしていよいよゴールへ。
石原さん「着いたよ、真帆ちゃん」
岩田さん「着きましたね!うれしいです」
Orihimeの手を広げ、成功を共に喜びます。日本初、Orihimeと一緒に標高1500メートルを登りきりました。
石原さん「真帆さんが手を振って挨拶をしたり、会話をされている姿を見て、この手の中に真帆さんがいるような存在感を味わうことができたので、(Orihimeの)可能性はすごいなと感じました」
岩田さん「頂上に着いたときに私もうれしかったし、みんなが喜んで一緒に喜べたので本当に感謝しきれないくらいの感謝でいっぱいです」「(Orihimeは)は自分の分身ですよね。大好きです」
【the SOCIAL lifeより】