東京五輪“カヌー会場”で暑さ対策の人工雪
来年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた、カヌー・スラロームのテスト大会で、観客の「暑さ対策」として、人工雪を降らせる実験が行われた。
カヌー・スラロームの会場での「暑さ対策」の実験は、午前と午後の2回行われ、トラックに設置した降雪機で、およそ1トンの氷を砕いて、観客席などに人工の雪を降らせた。
実験には、大会組織委員会の室伏広治さんやスタッフおよそ160人が参加し、人工雪の冷たさを体験した。
ただ、今回の実験では、会場の気温に変化は出ず、担当者は、「空気全体を冷やすほどのものではないが、楽しんでいただくものとして、使えるのではないか」と説明していた。