九州では引き続き大雨警戒 土砂災害の危険度高まっている所も
21日(火)は、梅雨前線が九州から東日本の南岸にかけて停滞しており、前線付近には湿った空気が流れ込んでいます。この影響で午前11時半現在、九州や四国を中心に雨が強まっていて、鹿児島県では土砂災害の危険度が高まっている所があります。
梅雨前線が九州から東日本の南岸にかけて停滞しており、この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発となっています。
21日(火)未明や朝には、鹿児島県の肝付町内之浦で1時間に68.5ミリ、長崎県の脇岬で62.0ミリの非常に激しい雨を観測したほか、所々で1時間に30ミリ以上の激しい雨が降るなど、九州で雨が強まりました。
この雨で、けさは佐賀県嬉野市の一部で土砂災害の危険度が高まったとして避難指示が出されました(現在は解除)。午前11時半現在も、熊本県や鹿児島県では大雨警報が発表されているほか、鹿児島県の南大隅町では土砂災害警戒情報が発表されています。
この後も、九州南部では夕方にかけて、局地的に雷を伴って1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。予想される雨量は、22日(水)正午までの24時間で、宮崎県と鹿児島県(奄美地方は除く)で100ミリとなっています。
これまでの雨で、地面には多くの水分が含まれており、土砂災害の危険度が非常に高まっている所があります。危険な崖などには絶対に近づかないようにし、崖や地面にひび割れがある、小石がパラパラ落ちてくる、水が噴き出ている、山鳴りが聞こえるなど、普段と違う様子が見られたときは、安全の確保を最優先し、早めの避難を心がけてください。