年金改革 与野党は歩み寄って協議できるか
安倍内閣が検討を始めた年金制度改革。21日夜の深層NEWSに出演した自民党と立憲民主党の元厚労相らは、年金制度改革に向けて、与野党が歩み寄って協議することは可能ではないかとの見方を示した。
Q:政府は、年末に報告書を出して、来年に法案が出てきて、国会で激しく対立する、あるいは議論が行われると思うが、田村元厚労相と長妻元厚労相の議論を聞いていると、けっこう仲良くやれるのか? それとも激しく対立するのか?
自民党・田村憲久元厚労相「(与野党で改革の)幅の違いで議論はあると思いますが、方向性はそんなに違いはないと思います」
立憲民主党・長妻昭元厚労相「もっと根本的に年金を議論しなくてはいけないと(法律の)条文に書いてあるので、政府も今の3つの小粒の案だけではなくて、(与野党)一緒に困窮した高齢者をこれからどういう風にやっていくのか、ちゃんと議論の土俵を作ってやっていかなければいけない」
また、慶応大学の駒村教授は、みんなが得する年金改革というものはなく、超長期の問題なので、1回1回の選挙のテーマにするのではなく、与野党で現実的な責任のある議論をしてほしいと指摘した。