拉致被害者たちが生きて帰国できるよう「実務者での交渉を」~地村保志さん 北朝鮮から帰国20年
北朝鮮から帰国して15日で20年を迎えた福井・小浜市の拉致被害者、地村保志さんが、高齢化が進む被害者たちが生きている状態で帰国できるよう政府に実務者での交渉を求めました。
1978年に北朝鮮に拉致された小浜市の地村保志さんは、20年前の15日に帰国しました。
地村さんは自身が帰国した当時を振り返りながら、被害者の家族だけでなく、被害者本人も高齢化が進む現状に触れ、政府に1日も早い問題の解決を求めました。
地村保志さん(67)「(被害者の高齢化で)生存した状態の奪還は難しくなる。口先ばかりで拉致の解決を訴えても解決の道は開けない。だから水面下あるいは実務者での協議を進めてほしい」
また、地村さんは午前中には市内のイベントに出向いて「救う会」のメンバーとともに署名活動を行い、被害者全員の早期帰国が実現できるよう協力を呼びかけました。