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首里城火事“焼け残った赤瓦の再利用を”

2019年11月5日 15:25
首里城火事“焼け残った赤瓦の再利用を”

沖縄の世界文化遺産・首里城で発生した火事で、瓦職人の団体が、焼け残った赤瓦の再利用などを沖縄県に求めた。

5日午前、沖縄県庁を訪れたのは、県内の瓦職人でつくる団体の代表らで、県に要請書を手渡した。

瓦職人団体の代表「(がれきの)撤去作業を進めるなかで少なからず再利用可能な瓦が、存在するのではないかと期待と希望を持っております」

団体によると、全焼した首里城正殿の赤瓦は、亡くなった職人が、試行錯誤の末に完成させたもので、現在では再現不可能だという。

団体は、焼け残った赤瓦を首里城の再建に活用することで、若い職人への技能の継承にもつなげたい考え。