環境省がクマ対策の専門家を派遣する緊急事業を開始へ
各地でクマによる被害が相次いでいることを受け、環境省がクマ対策の専門家を派遣する緊急事業を開始します。
31日午後、クマ被害対策等に関する関係省庁連絡会議が行われ、環境省は、「クマ対策専門家緊急派遣事業」を開始することを明らかにしました。
この事業では、環境省の鳥獣プロデータバンクに登録されているクマ対策の専門家を都道府県や市町村の要請で出没地域に派遣し指導・助言を行い、その際にかかった旅費や謝金を環境省が負担します。
来月1日から利用に関する自治体からの相談を受け付け、年度末まで利用が可能だということです。
今年度のクマによる人身被害は先月末時点で105件と統計開始以来最多となり、今月も秋田県をはじめ東北地方を中心に人身被害が多発しています。環境省は冬眠の時期まで、最大限の警戒が必要だとしています。