神奈川県の個人情報データ 外部に流出
納税記録などの個人情報が入った神奈川県庁のハードディスクが、データの処理が不十分なままネットオークションに出品され、外部に流出していたことが分かった。
流出したのは、個人名や住所が記載された納税記録や、個人情報などの行政記録が保存されたハードディスク18個。
神奈川県によると、このハードディスクは、県が「富士通リース」からリースしたもので、機材の交換にともなって県がデータを初期化した上で返却した。
「富士通リース」は、データを完全に復元できない状態で廃棄することになっていたが、廃棄を依頼した「ブロードリンク」の担当者がネットオークションに出品し、データの処理が不十分なまま外部に流出したという。
神奈川県・黒岩知事「データ消去の履行確認が不十分で県民に不安を与え、誠に遺憾であるとともに、県民の皆さまに深くおわびいたします」
県は、ハードディスク18個のうち9個を回収していて、残りの9個についても確認を急いでいる。