露スポーツ相、検査データ改ざんを否定
ロシア反ドーピング機構のトップが、ロシア選手の検査データに改ざんがあったと認めたことについて、ロシアのスポーツ相は7日、これを否定した。
この問題をめぐっては、ロシア反ドーピング機構の事務局長が5日、WADA(=世界反ドーピング機構)に提出した選手データに数千もの改ざんが行われていたと認めていた。
しかし、ロシアのコロプコフ・スポーツ相は7日、「コンピューターシステムの技術的な問題」だとして、これを否定した。
コロプコフ・スポーツ相「ガヌス事務局長が言っている改ざんはなかった。改ざんという言葉はWADAのレポートには一切出てこない」
データ改ざんをめぐり、ロシアで意見が二分する異例の事態となっている。
こうした中、WADAは、来月にもロシアへの処分を決める方針で、IOC(=国際オリンピック委員会)は、この処分結果を受けて、ロシアが国として東京オリンピックへ参加できるかを判断することになる。