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橋本副大臣ハンセン病元患者と湯船につかる

2019年12月12日 19:05
橋本副大臣ハンセン病元患者と湯船につかる

ハンセン病への差別や偏見をなくすとして、橋本厚生労働副大臣が香川県にある療養所を訪れた。

橋本副大臣が訪れたのは、高松市の島にある「大島青松園」。この療養所は、ハンセン病がうつるという間違った知識のもと、患者を隔離するため、瀬戸内海の島に1909年に作られ、今もおよそ50人の元患者が生活している。

橋本副大臣は、元患者と面会し「かつて患者が島に隔離される際に乗る船でも、患者とそれ以外の人の席が分けられていた」など差別の実例を聞いた。

その後、副大臣は元患者と湯船につかり談笑した。病気がうつるとして、温泉などで元患者の入浴が断られた例があることから、偏見をなくす趣旨だという。

ハンセン病をめぐって、政府は今年7月、差別と偏見の解消に向け、普及啓発活動を強化するという談話を出し、元患者の家族らと協議を続けている。