「カロナール」 一部の医療現場で“不足” 同じ成分を含む解熱剤は他にも…
新型コロナウイルス感染拡大が続く中、副作用が比較的少ないとされる解熱鎮痛剤「カロナール」が、一部の医療現場で不足してきています。ただ、同じ成分を含む他の薬もあり、解熱鎮痛剤が手に入らないということではありません。日本テレビの岩本乃蒼アナウンサーが、詳しく紹介します。
◇
解熱鎮痛剤「カロナール」が、一部の医療現場で不足してきています。
カロナールは「アセトアミノフェン」という成分が含まれていて、新型コロナウイルスの患者にも処方されています。その特徴は副作用が比較的少なく、子どもや妊婦、高齢者など幅広く使えることです。
ただ「品不足」と言っても、他の薬があるので、解熱鎮痛剤が手に入らないということではありません。
例えば、カロナールと同じアセトアミノフェンが含まれる薬は薬局で買えるものも含め、さまざまな種類があります。他にも「イブプロフェン」を含む解熱鎮痛剤には子どもにも使える物があります。また、15歳から使える「ロキソプロフェン」を含む薬もあります。
後藤厚労相も、医療機関や薬局に対し子どもなどが優先的に使えるよう、可能な患者は他の薬を使うことや買い占めを行わないことを呼びかけました。
(7月29日放送『news zero』より)