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コーポレート・ベンチャー・キャピタルとは

2020年2月18日 18:52
コーポレート・ベンチャー・キャピタルとは

ゲストがイチオシのソーシャルグッド、アイデアグッドなモノやコトをご紹介いただく「recommend」。琉球アスティーダスポーツクラブ代表・早川周作氏のイチオシは「CVC コーポレート・ベンチャー・キャピタル」。


――早川さん、こちらはどういったものでしょうか。

「CVC」といいまして、コーポレートのベンチャーキャピタルでございます。私が創業した二十数年前というのは、非常に中小企業、ベンチャー、スタートアップ企業にお金が集まらない状況でございました。

しかしながら近時、いろいろな企業さん、大手の企業さんやベンチャー企業で成長した企業さんが、その企業の中にベンチャーキャピタルを持つ。私が本来目指している社会構造というのは、やはり「弱い地域、弱い者」にお金が循環する仕組み。そういった意味でいろいろな企業が、コーポレートの中にベンチャーキャピタルを持って、魅力あるスタートアップ企業とか起業家に、お金を環流させていくことです。これがますます加速することによって、Facebook、Googleといったいろいろな企業に対峙(たいじ)できるような日本企業ができていくと思います。


――GAFAといわれる大手企業では、いわゆるアメリカのシリコンバレーとかでは、よく庭先でそういう人たちが会話をして、新しいベンチャーを起こそうとしている人たちに、資金を提供して…なんていう、お話があるそうですね。

そうでございます。そういった意味で投資家といわばベンチャー経営者、いわばスタートアップの経営者が、なかなか今までマッチングできなかったりとか、もしくは資金が集まらなかった。資金がなければ、ある一定の事業拡大は難しいです。

そういった意味で、さらにその中小企業、スタートアップ、起業家に対してお金が循環する仕組みが、今ようやく加速できていますので、そういった意味でさらにこれを加速していってほしいなというのが、私の強い思いです。


――日本が新しい時代に突入するまさに今転換期ですね。


■早川周作氏プロフィル
琉球アスティーダスポーツクラブ代表。大学在学中の20代前半から、学生起業家として数多くの会社の経営に参画。政治の世界に身を転じ、羽田孜元首相の秘書を2年半務めた。2005年には衆議院選挙立候補するも次点で落選、再びビジネスの世界へ。ベンチャー企業の支援などを手掛ける一方、自らも数多くの企業の経営に携わっている。2018年、卓球のプロリーグ「Tリーグ」の開幕にあたり、沖縄のチーム「琉球アスティーダ」代表に就任。プロスポーツの世界に飛び込んだ。

【the SOCIAL recommendより】