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岸田首相、処理水放出後の状況を視察 福島第一原発の処理水海洋放出から1年

2024年8月24日 18:41
岸田首相、処理水放出後の状況を視察 福島第一原発の処理水海洋放出から1年

福島第一原発の処理水の海洋放出が始まり、24日で1年です。岸田首相が福島県いわき市を訪れ、放出後の状況を視察しました。

東京電力は去年8月から福島第一原発にたまる処理水の海への放出を始めました。現在8回目の放出を行っていて、25日までに合わせて約6万2800トンを放出します。

こうした中、岸田首相は、いわき市の小名浜魚市場を視察し、常磐ものを試食した後、福島県漁連の野崎会長らと懇談。野崎会長は一回の失敗が今までの信頼をなくしてしまうと、安全な廃炉作業を求めました。

岸田首相「風評被害に負けない常磐ものの質の高さ、そして、おいしさを実感させていただいた」

岸田首相は、今後長く続く処理水放出は、福島第一原発の着実な廃炉の大前提とした上で、2号機の溶け落ちた核燃料の試験的取り出し作業が、初日に中断したことを重く受け止めているとも述べました。