岩手県奥州市では17日夜、今年で最後となる黒石寺蘇民祭が行われ、1000年以上続くとされる歴史に幕を下ろしました。

奥州市水沢の黒石寺蘇民祭は、関係者の高齢化と担い手不足を理由に、今年で最後となります。

17日はおよそ270人が参加し、下帯姿の男たちによる裸参りのほか、蘇民袋の争奪戦が4年ぶりに行われ、熱気に包まれました。争奪戦では、地元・黒石町の菊地敏明さんが取主になりました。

取主・菊地敏明さん（49）「私が経験したなかで、たぶん最高（の参加者数）。すごいたくさんの人が来てくれたので、本当に素晴らしい、記憶に残る祭りでした」

黒石寺蘇民祭は、1000年以上続くとされる歴史に幕を下ろしました。