【台風7号】木が倒れ、電柱がぽっきりと折れ…長時間の停電発生も 三重・尾鷲市から中継
15日朝早く和歌山県に上陸した台風7号は、現在近畿地方を北上しています。台風の周辺では活発な雨雲がかかり、土砂崩れや強風による被害も出ています。
現在も台風の強風域に入っている、三重県の尾鷲市から中継です。
15日、どこよりも強い風、最大瞬間風速37.9メートルの風が吹いた三重県尾鷲市。今、風はかなり弱まっていますが、台風のつめあとがくっきりと残っています。
お寺にあった大きな木が、道路に向かって完全に倒れてしまっています。その木が、電線を引っ張るようにして倒れているため、手前にある電柱がぽっきりと折れてしまっています。そして電柱の割れた破片が、道路に散乱しています。
倒れている木の向こう側にみえる電線もまた傾いていて、いままさに復旧工事が行われています。
お寺の方にお話を聞くと、「台風の影響だと思う、こんなことは初めてだ」と話していました。
この電柱が折れたことが原因かはわかっていませんが、15日、市では、停電がおよそ10時間もの間発生しました。
住民の方々によると、15日午前2時過ぎ、市内で停電が発生しました。
お話を聞いてますと、「暑くて寝苦しくて目がさめた、夏場なので冷蔵庫も心配だ」と不安げに語られていましたが、こちらのホテルでは、深夜の停電からおよそ10時間後、正午前に停電が解消されました。
ホテル ビオラ 支配人代行・山本果奈さん
「ぱっと電気がついたので、やっと安心という感じです」
中部電力によりますと、現在も三重県内ではおよそ2万3000戸以上が停電していて、復旧のメドがたっていない地域もあります。
台風が離れたあとも、東海地方では16日午前中にかけて線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。引き続き、雨の降り方に十分な警戒が必要です。