豪雨で浸水被害 人吉市の病院で除菌作業
熊本県では4日の豪雨で、多くの病院が浸水被害を受けて診療を停止しています。人吉市の病院では診療再開に向けて除菌作業が行われました。
今回の豪雨で熊本県内では、全半壊600棟以上、床上浸水5800棟以上と多くの建物に被害がありました。
人吉市の中心部にある球磨病院も、球磨川の氾濫で1階部分が浸水し、診療を停止していました。しかし、かかりつけの患者から薬がなくなったなどの相談が寄せられていることから、2階に仮設の診察室を設け、20日から診療を再開することにしました。再開を前にボランティアの業者が、除菌・抗菌剤を撒きます。
球磨病院・迫田寿美子看護師「被災したなかでも積極的に出てくれるスタッフもいる。そんな中で疲労もだいぶたまっています。限られた人数でやっているため、お待たせする時間もあると思うが、今まで通り接していきたい」
当面は、かかりつけの患者への薬の処方のための診療で、浸水した1階を改修した全面再開の時期は見通せていません。