暴力団組員に捜査情報を漏えいか 神奈川県警の32歳巡査長を書類送検 1年間で情報漏えいの警察官処分は4件目
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暴力団組員に事件の捜査情報を漏えいしたとして、神奈川県警の32歳の巡査長が書類送検されました。
警察によりますと、地方公務員法違反の疑いで書類送検されたのは、神奈川県警・相模原警察署に勤務する32歳の男性巡査長です。
巡査長は去年1月、暴力団組員に対して、組員の知人に関する事件の捜査情報を漏らした疑いが持たれています。
当時、巡査長は暴力団の捜査などを担当していて、暴力団組員と私用の携帯電話でやりとりをする中で情報を伝えたということです。
任意の調べに対し、巡査長は容疑を認めていて「必要な時にやりとりする関係を 作りたかった。捜査に携わった捜査員に迷惑をかけ、深く反省している」などと話しているということです。
この巡査長は14日付で停職3か月の懲戒処分とされました。
この1年間で暴力団関係者への情報漏えいで警察官が処分を受けるのは4件目で、今月7日にも稲川会系組員に警察車両のナンバー情報を漏えいした疑いで神奈川県警の巡査部長が書類送検されていました。
神奈川県警は「捜査および調査の結果をふまえて、厳正に処分いたしました。職員に対し、業務管理、人事管理の強化を図っており、 引き続き徹底してまいります」とコメントしています。