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旧優生保護法の違憲判決受け、法相が謝罪 原告の男性「全面解決を」

2024年8月2日 19:15
旧優生保護法の違憲判決受け、法相が謝罪 原告の男性「全面解決を」

旧優生保護法は憲法違反で被害者を全面的に救済するとした最高裁判決を受け、2日、小泉法相が裁判の原告らと面会し、謝罪しました。

小泉法相
「真摯に反省し、優生手術等を受けることを強いられた方々に、心から深く謝罪を申し上げます」

2日、小泉法相は、旧優生保護法のもと強制的に不妊手術を受けさせられたとして国を訴えた原告らおよそ90人と面会し、謝罪しました。

原告団の1人 北三郎さん(仮名)
「優生手術について、どうか法務省の方が考えていただければ」

原告らは、法相に自らの被害などを訴えたほか、「全ての被害者に一日も早い賠償・補償の実施」などを要請しました。

面会後、原告の北三郎さんは、「手術を受けてからの68年が消えるわけではない。差別の問題も含めて全面解決をお願いしたい」と話しました。