沖縄に台風最接近 12万人余りに避難勧告
大型で非常に強い台風9号は、この時間、沖縄に最も近づいていて、非常に強い風が吹き続けています。那覇市から佐藤拓記者が中継します。
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私はいま頑丈な建物のかげで風をよけているのですが、通りの方では激しい横からの風が吹いていて、街路樹を大きく揺らしています。
沖縄県内では1日午前3時半に久米島で54.5メートル、午前2時8分には渡嘉敷島で47.5メートルの最大瞬間風速を観測しました。風の影響で、これまでに南風原町や中城村などで、あわせて4人が軽いけがをしました。
また、那覇市内では、住宅や倉庫の屋根が飛ばされたり、マンションの外壁がはがれ落ちたりしたほか、各地で倒木などの被害が報告されています。
一方、午前9時現在、県内であわせて約3万4000戸が停電しているほか、高潮の被害が懸念される海沿いの地域を中心に、約5万6000世帯、12万人余りに避難勧告も出されています。
沖縄では、航空機の欠航のほか、路線バスやモノレールの運休で、市民生活への影響が1日いっぱい続きそうです。