路線バスが湖に転落、故意と発表 中国
中国で路線バスが湖に転落し21人が死亡した事故について、警察は、生活に不満を持った運転手がわざと転落させたと発表しました。
この事故は今月7日、中国・貴州省で路線バスが急旋回して、ガードレールを突き破り、道路脇の湖に沈んだもので、運転手と乗客あわせて21人が死亡、15人がけがをしました。
捜査を続けていた地元警察は12日、公式サイトで、運転手が故意に湖に転落させた刑事事件だと発表しました。
発表によりますと運転手は、当日の朝、住んでいた公営住宅が再開発によって取り壊されることを知り、政府にクレームの電話をかけていました。
そして、交際中の女性に「社会が嫌になった」という趣旨のメッセージを送り、バスに持ち込んでいた酒を飲んでから犯行に及んだということです。