福島第一原発3号機の現地調査 内部映像も
2011年に起きた福島第一原発事故について検証している原子力規制庁のチームが18日、3号機の現地調査を行いました。
これは、原子力規制庁が公開した東京電力・福島第一原発の3号機原子炉建屋・3階の内部映像です。床にはガレキが散乱し、天井の鉄骨もむき出しとなっています。
検証チームは今月、3号機の爆発が複数の段階に分かれていたという仮説を発表し、まず、建屋の4階で爆発があった可能性を指摘していました。
18日の調査では、立ち入ることができた3階の天井や梁の状態を重点的に確認し、さらに先端にカメラを付けた棒を使って立ち入ることができない4階を撮影したということです。
原子力規制庁は今後、18日に撮影した映像をもとにひびの入り方などの詳細を分析し、仮説の検証に役立てたいとしています。