全日空、冬の賞与ゼロに 社員年収3割減
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全日空は従業員の給与を減額するとともに冬のボーナスを支給しない方針を固めました。これにより社員の年収はおよそ3割減るということです。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で利用者が激減している全日空は従業員の給与を減額するとともに冬のボーナスを支給しない方針を固め、7日、労働組合に提案しました。
冬のボーナスがゼロになるのは記録が残っている1962年以降、初めてです。
すでに減額されている夏のボーナスとあわせると社員の年収はおよそ3割減になるということです。
今後は労働組合との交渉が行われますが、全日空は「労使間で早期の合意を目指しながら真摯(しんし)な協議を続けていきたい」としています。
全日空は今年4月から6月の四半期で過去最大規模のおよそ1088億円の赤字となっています。