“秋の祭り”三社祭も工夫、新しいカタチに
新型コロナの影響で、各地でお祭りも中止に。そんななか、浅草の「三社祭」が新しいかたちで行われました。
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毎年5月に行われ、例年180万人もの人が訪れる浅草の風物詩「三社祭」。しかし、新型コロナの影響で、今年は延期されていました。
その三社祭が期間を短縮し、この土日に行われたのです。浅草に住む女性は…。
浅草在住の女性「ずっと小学校の時も、三社祭の時は学校も早く終わったし。三社祭がないという感覚が(ない)」
およそ700年前に始まったとされる三社祭。伝統ある祭りに、今年は大きな変化が。
感染対策のため、神輿を「担ぐ」のではなく、なんと、トラックの荷台に乗せ「運ぶ」ことにしたのです。果たして地元の人に受け入れられるのでしょうか。
“神輿トラック”、はお囃子とともに浅草の街へ。観光名所・雷門の前も、トラックで通過します。普段見られない“神輿トラック”にスマートフォンを向ける人も。
見物客「少し早かったけどかっこいいですね」
先ほどのあの女性は…。
浅草在住の女性「ちょっとあっけなかったけど、全くできないかなと思っていたのができたのでね。やっぱり一年全く何もないというのは、さみしいので」
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お祭りは、新宿でも。
来場者(40代)「べったら漬けを買いに来ました」
こちらの神社では19日と明日、「べったら漬け」のお祭りを開催。
店員「今年はコロナで縮小させていただいているので、試食もごめんなさいということで」
戦後だと、今年で45回目だということですが、感染対策のため初めて試食を中止。さらに、露店の数も減らしたといいます。
コロナ禍で祭りをどう行うのか、模索が続いています。