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藤井聡太八冠ら 王将戦七番勝負第3局への意気込み語る

2024年1月26日 19:36
藤井聡太八冠ら 王将戦七番勝負第3局への意気込み語る
将棋の王将戦七番勝負は第3局が27日から島根県大田市で行われます。対局を前に藤井聡太八冠らが会場を訪れ取材に応じました。

藤井聡太八冠(21)は王将戦3連覇をかけ菅井竜也八段(31)との王将戦七番勝負にのぞんでいます。

第1局、第2局とも藤井八冠が勝利しましたが、27日から第3局が行われるのを前に、藤井八冠らは対局が行われる国民宿舎「さんべ荘」を訪れ、対局の環境を確認しました。

王将戦七番勝負は7回の対局のうち、先に4勝した方が王将のタイトルを獲得します。対局は2日制で第3局の勝敗は28日の午後に決まる見通しです。藤井八冠ら対局者は対局を前にインタビューに応じました。

【藤井八冠】

──Q:王将戦で1年ぶりの島根の印象は

(会場に来る途中)物部神社で参拝をさせていただいて、気持ちも引き締まった状態で対局にのぞめそうかなと思う。

──Q:第2局をふり返って

どういうふうに戦っていくかが非常に難しい将棋だったが、封じ手の前後でリードすることができて、対局中分からないところもあったが、攻めをつなげて着地することができた一局だったかと思う

──Q:中5日での対局だが間隔としてはどうか

他に対局はなかったので、十分休息をとって本局に向けて準備ができたかなと思う。対局の間隔としては普通ぐらい。

──Q:第3局への意気込みを

ここまでの対局はよい結果が出せているが、指している感触としてはどちらも難しくて、分からないところが多い将棋だったかなと思う。時間の使い方も2局指してある程度、感覚をつかめたところもあるので、そういったところをいかして第3局を戦っていけたら。

【菅井八段】

──Q:さんべ荘には将棋合宿で来たそうだが

8年前。もうそんなにたったのかという感じ。自分たちの勉強のためにお世話になったが、メンバーも久保利明九段や深浦康市九段とかすごい強い人たちばかりで、3日間すごいみっちり将棋をやったのを覚えている。

──Q:季節は

覚えていないが、将棋の内容は覚えている。自分たちで盤駒を用意して、いろいろ準備したのでよく覚えている。

──Q:その思い出の場所でタイトル戦となったが

昔からよく来させてもらっていた場所。その場所で自分が真剣勝負ができるというのは非常にうれしく思う。

──Q:会場への道中で物部神社を参拝したが、参拝したときの気分は

あした対局なので気をひきしめて、がんばろうという思い。

──Q:第3局への意気込みを

精いっぱい自分の好きな手を指したいと思う。