広がる支援…福島と台湾をつなぐ募金活動
3日に発生した台湾沖を震源とする大地震。各地で支援の動きなどが広がっています。
福島市役所1階東側の窓口には、台湾地震で被災した人を支援するための募金箱が設置されました。福島市では、こうした募金箱だけではなく、今後は専用の口座も開設し、支援金を募ることにしています。
福島市・木幡浩市長「台湾の方々は我々にとって、身近なというか、大切な存在」
観光や経済を通じた交流も盛んで、つながりが強い日本と台湾。2011年の東日本大震災の際は、台湾から250億円以上の義援金が寄せられるなど、これまで台湾からは、日本で災害が起こるたびに、温かい支援が寄せられてきました。
その台湾での大地震。台湾とつながりが深い県民も現地の状況に心を痛めています。
峯岸ちひろさん「台湾は古い建物が多くて、そういうものが崩壊している。台北の飲食店のお酒の瓶が全部落ちて割れているような動画も確認した」
飯舘村に会社を立ち上げ、台湾と福島をつなぐ活動をしている峯岸ちひろさん。台湾にいる友人からも建物が倒壊している様子など被害の写真や動画が送られてきているそうです。
台湾の支援に向けて、今後、峯岸さん自身もクラウドファンディングで集めた収益の一部を寄付したり、義援金を募る活動をしたり、支援をする予定です。
峯岸ちひろさん「当時311の時に助けてもらった台湾に、この機会に“恩返し”という形で、少しでもたくさんの方に協力してもらえたらありがたい」