新型コロナウイルスの感染が拡大している東京都内で１９日、新たに５３４人の感染が確認されました。東京都は、感染状況が悪化し、「急速な感染拡大の局面を迎えた」として、４段階のうち最も深刻な警戒レベルに引き上げました。

東京都内の新たな感染者は、１０歳未満から９０代までの５３４人で、２日連続で過去最多を更新しました。感染者が相次いでいる豊洲市場の関係者が、複数含まれているということです。

年代別では、２０代が１３０人で最も多く、４０代と５０代、７０代の感染者数は、これまでで最も多い人数となりました。また、６５歳以上の高齢者も６９人いました。重症者は１人減って３８人でした。

一方、都は分析会議を開き、感染者と感染経路が分からない人が大幅に増加し、「急速な感染拡大の局面を迎えた」として、警戒レベルを最も深刻な「感染が拡大している」に引き上げました。特に高齢者の感染が増えていることから、小池知事は、高齢者に対して会食を控えるよう呼びかけました。

小池知事「高齢者・基礎疾患のある方々は会食へのご参加を控えていただきたい、避けていただきたい」

また、高齢者と同居する家族もできるだけ会食を控えるよう求めました。