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さらに感染広がれば「緊急事態宣言が視野」

2020年11月25日 23:32
さらに感染広がれば「緊急事態宣言が視野」

西村経済再生相「『いつでもマスク』で、なんとかこの3週間で抑制したい。感染がさらに広がると、次のステージ『ステージ4』になると、緊急事態宣言が視野に入ってくる」

“このまま感染が広がると緊急事態宣言が視野に”と危機感を示した西村大臣。

そして先ほど、政府の分科会は─。

政府の分科会・尾身会長「現在の状況を打開するためには、感染が急速に拡大している地域では、(1)営業時間の短縮、(2)それ以外の地域との間で感染防止対策が徹底できない場合は、『ステージ3』相当の強い対策が最も重要である。ところがGoToトラベルの事業の運用見直しのみに社会の注目が集まり、最も重要な対策について、国・自治体・事業者、さらに一般の人々の間で十分に共有されていなかった。分科会としては、すでにステージ3相当の対策が必要になっている地域もあり、営業時間の短縮および人の往来や接触機会を減らす必要があるというふうに我々は考えています」

「医療提供体制に大きな支障が出ることを避けるための対応が必要」と位置づけられるステージ3。感染が急速に拡大している地域では、「ステージ3に該当している」と判断し、迅速に対策をとるよう求めました。

そして、懸念される医療体制について─。

政府の分科会・尾身会長「いくつかの都道府県の地域では、医療提供体制および保健所への負担がさらに深刻化しており、通常の医療で助けられる命を助けられなくなる事態に陥りかねない」

委員の一部からは、「政府の今の対応ではのりきれない」との意見も出たといいます。

一方、重症者が54人と、緊急事態宣言解除後最多となった東京都は─。

小池都知事「営業時間の短縮の要請を改めてお願いしたい」

酒を提供する飲食店やカラオケ店に、再び『営業時間の短縮』を要請。

3度目となる『時短要請』に都内の居酒屋は…。

居酒屋の店主「振り回されているだけでね、なんとかしてもらいたい」

居酒屋の店主「このタイミングで(要請が)出ちゃったので、泣くしかないですね」