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コロナ禍3度目の“お盆” PCR検査に多くの人 医療ひっ迫でオンライン診療も…

2022年8月9日 20:22
コロナ禍3度目の“お盆” PCR検査に多くの人 医療ひっ迫でオンライン診療も…

9日、東京では新型コロナウイルスへの新たな感染が、2万9115人と確認されました。お盆休みを前に、9日もPCR検査場には多くの人が集まっていました。医療提供体制のひっ迫も叫ばれるなか、今月からオンライン診療をはじめたクリニックもありました。

   ◇

まもなくお盆休みです。東京・新橋のPCR検査センターには、朝から多くの人が検査に訪れていました。

11日から国内旅行 会社員(20代)
「あさってから旅行に行く予定なので、その前に念のため受けようかなと」

大阪に帰省 会社員(50代)
「実家で家内の母に会いますので、高齢なものですから、その前に必ずPCR検査を受けるようにしています」

旅行や帰省のために検査を受ける人もいれば――

朗読劇のイベント出演 会社員(50代)
「金曜日にイベントに参加するので、朗読劇に参加することになっているので、その出演者です」

検査を受ける理由は、人それぞれです。

現在、新橋のPCR検査センターを訪れるのは、1日平均で約500人、1か月ほど前と比べて大幅に増えています。

木下グループPCR検査センター新橋店(1日当たりの検査数)
8月1日~7日 約500人
7月4日~10日 約300人

   ◇

検査を受ける人の増加に伴い忙しくなるのが、検体を分析する検査の会社です。

東京・杉並区にある「MC遺伝子第二研究所」では、1日平均70人から80人分の検体を分析するといいます。

メディカル・コンシェルジェ 野田陽子さん
「現在、非常に増えていまして、検査態勢もフル回転で行っている」

取材中にも、バイク便で新たな検体が届いていました。

メディカル・コンシェルジェ 野田さん
「企業様からの検体でこれから検査に。きょうは30人分くらい」

   ◇

東京の9日の新型コロナウイルスの新規感染者数は、2万9115人でした。

医療提供体制のひっ迫も叫ばれるなか、「クリニックTEN渋谷」では、今月からオンライン診療を始めました。

クリニックTEN渋谷 大江航事務長
「症状的には、その日に診てもらいたい、検査したい、薬が欲しい方も多いと思うけど、なかなかそれがかなわないので」

発熱外来の予約がとれない、外に出たくないといった患者を診察し、提携する薬局から、最短でその日のうちに、処方薬を自宅に配送することも可能だということです。

   ◇

お盆休みを控え、9日の東京駅は大きな荷物の人も目立っていました。人が多ければお土産を買うにも一苦労ですが、東京駅構内では、列に並ぶことなくカウンターで商品を受け取る人の姿がありました。実はこれ、「ネットでエキナカ」という、東京駅構内などで売られているさまざまな店のお弁当やお土産のお菓子などの一部商品をインターネットで注文し、1か所で受け取ることができるサービスです。(※例外の商品あり)

帰省のため九州に行く利用客(40代)
「できるだけ、コロナ禍の帰省なので、人との接触を避けたかった」

人との接触を避けるために利用するのはもちろん――

帰省のため九州に行く利用客(40代)
「実家に持っていくおせんべい、いつも東京駅では売り切れているので、あらかじめネットで予約をして、すぐ受け取れるようにした」

人気商品が売り切れる前に購入したいという理由もあるといいます。

JR東日本クロスステーション・デベロップメントカンパニー 大野夏希さん
「お盆期間は店頭が混み合うので、(ネットで予約して)カウンターで商品をまとめて受け取っていただくことで、お客さまの利便性向上につなげることができればと思っております」

連日、多くの新規感染者が確認される中、お盆を迎えます。今後の状況はどうなっていくのでしょうか。

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