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「はやぶさ2」が世界初の“テイクアウト”

2020年12月15日 19:12
「はやぶさ2」が世界初の“テイクアウト”

日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰ったカプセルから採取されたガスは、小惑星「リュウグウ」のものであると確認されました。地球圏外からガスを持ち帰ることに成功したのは世界初の快挙です。

「はやぶさ2」プロジェクトマネージャ・津田雄一さん「これで、『はやぶさ2』はサンプルリターンを完全完遂できたことになります。ずっと心血を注ぎ、やり遂げた先がこのような大成果につながり感無量です」

15日、大喜びで、日本の小惑星探査機「はやぶさ2」の成果報告をしたJAXA(=宇宙航空研究開発機構)。

「はやぶさ2」プロジェクトマネージャ・津田雄一さんは、「あきらかに、リュウグウで採取された砂が相当量入っていると」と話しました。

今月6日、「はやぶさ2」が地球に持ち帰ったカプセルの中には、小惑星「リュウグウ」のものとみられる黒い砂の粒が多数入っていることが確認されました。今後、様々な分析を行うのに、十分な量が確保できたと期待が高まっています。

さらに、「はやぶさ2」プロジェクトマネージャ・津田雄一さんは「我々は、リュウグウ由来の気体も採取できていたことも確認いたしました」と話しました。

カプセルからは、ガスも採取されていて、分析の結果、地球のものではなく「リュウグウ」のものであると判断されました。地球圏外にある天体から、気体状の物質のサンプルを持ち帰ることに成功したのは、世界初の快挙です。

来年6月から本格的な分析が行われ、生命誕生の謎に迫ることが期待されています。

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