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ポカポカグッズも…令和に“レトロ人気”

2020年12月21日 19:23
ポカポカグッズも…令和に“レトロ人気”

昭和の古き良き時代を彩ったレトロなものが、今、人気となっています。なぜ人気なのか、その理由を探ってみると、今だからこその人気ぶりが見えました。

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「昭和23年創業」兵庫県姫路市にある製作所。トタン製品を扱うこの工場で、今話題の「レトログッズ」がつくられているのです。その製造現場は、円形に加工したトタン板を、従業員が手作業で重ね合わせ、外れないように機械でしっかりプレス。

なんでも、耐水性が重要だそうで、漏れがないか、水に沈めてひとつひとつチェックします。最後は穴にふたをとりつけて完成。もうおわかりのはず、今人気沸騰中のレトログッズが…。

尾上製作所 名城嗣明社長「こちらが今年よく売れている、トタンの湯たんぽです」

あたたかいお湯を注げば、布団の中はポッカポカ。昭和の時代、多くの家庭で活躍したという「湯たんぽ」です。都内のホームセンターでは、品薄状態となるところも。昭和の「レトログッズ」が、令和の今売れているわけは。

名城嗣明社長「コロナ禍で屋外でキャンプする人が増えているので」

冬のキャンプで使える便利な防寒グッズとして、アウトドアショップからの注文が、今年増えているということです。コロナ禍だからこそ、人気のレトログッズ。

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東京の下町、台東区の喫茶店で頂けるレトロなごちそうが。

喫茶ニカイ 遠藤佳奈店長「ニカイのクリームソーダです」

透きとおったサイダーの上の、まんまるバニラアイスに、幼心を躍らせた記憶が残る人も多いはず。今、若い人たちに人気の喫茶店のクリームソーダです。

その魅力はもちろん。映え確実のこの見た目。「#クリームソーダ」をつけて、SNSに投稿する人が増えているのです。

喫茶ニカイ 遠藤佳奈店長「私たちもこんなに人気がでるとは思わなかったので、びっくりしています」

さらにコロナ禍の今年は、こんな傾向も。

お客さん「喫茶店になんとなく来たくって、気分転換に行ってみようと。世の中がばたばたしていたりするので、ひとりでくつろげる時間も大事かなと思って」

コロナで暗い話題が多い中、ひとときの癒やしをもとめ。クリームソーダをおともに、古き良き「レトロ」に浸るお客さんが、増えているように感じると言います。

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そんな喫茶ブームも手伝って、ある「レトロ」な食器も人気に。

アデリア営業部 吉澤有由夢さん「こちらはアデリアレトロシリーズです」

「昔おばあちゃんの家で見たような…」そう思う人もいるはず。昭和当時のデザインをそのまま生かし、令和の今、復刻販売された、レトロなグラスです。実は開発当初…。

吉澤有由夢さん「古くさいだとか、こんなグラスが売れるわけがないという意見もすごく多かったようで」

製品化に、反対の声もあがったと言いますが、いざ販売してみたところ、これが予想を上回る大ヒット。当時を知る人には昭和の懐かしい記憶が蘇り、昭和を知らない人には新しいのに古い、いわば、ニューレトロに。

吉澤有由夢さん「(お客さんに)かわいいと言ってもらえるので、レトロブームが来ていると思います」

20代から30代の女性の心をつかみ、この2年で、20万個ほど売れたということです。

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