知事選告示前に“違法文書”議長ら書類送検
先月行われた栃木県知事選挙で、告示前に福田富一知事への投票を呼びかける、違法な文書を配布したなどとして、警察は、宇都宮市議会の議長らを書類送検しました。
捜査関係者などによりますと、公職選挙法違反の疑いで書類送検された、宇都宮市議会の桜井啓一議長、福田知事の二男の福田陽市議らは、栃木県知事選告示前の今年10月下旬、知事の母校の、宇都宮工業高校野球部OB会の会員に対し、知事への投票を呼びかける違法な文書およそ700枚を郵送した疑いがもたれています。
宇都宮市議会 桜井啓一議長「投票依頼はしていない。あくまでも後援会活動のお願いとして送ったもの。見方によってはそう(違法と)とられてしまったのかな」
宇都宮市議会 福田陽市議「(文書を)つぶさには確認しなかった。無責任な関わり方をしてしまったと、真摯に反省をしています」
また、22日午後、福田知事が取材に応じました。
栃木県 福田知事「そういう行為が、告示前に行われた事実も私は知りませんでした。選挙の公平性を阻害したということについて、深くおわびをしたい」