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ワクチン接種案 三段階の最優先で高齢者ら

2020年12月25日 11:49
ワクチン接種案 三段階の最優先で高齢者ら

厚生労働省は、新型コロナウイルスのワクチンを優先的に接種する対象を三段階にして医療従事者や高齢者、基礎疾患のある人など約5000万人を優先する案を示しました。

専門家の部会に示された案では、一番目に、新型コロナの患者に直接接する医療従事者や保健所職員ら約400万人、二番目に、来年度中に65歳以上になる高齢者約3600万人、三番目は、基礎疾患がある人約820万人としています。

基礎疾患がある人とは、20歳から64歳で、いずれも慢性で、呼吸器、心臓、腎臓などの13種類の病気の人と、肥満度を示すBMIが30以上の人も含まれています。

また、福祉施設などで直接、高齢者や障害者らに接する職員もこの三番目に含まれます。

一方、妊婦についてはワクチンの安全性などが現時点で明らかではないとして、接種するかどうか、する場合はその時期はいつか、今後、決めるとしています。

厚労省は、早ければ来年2月頃から医療従事者への接種を想定しています。