関東甲信などで「梅雨」入り 梅雨限定“1杯500円”日本酒イベントに「なるべく長くやってほしい」
21日、気象庁は関東甲信・東海・近畿地方の梅雨入りを発表。いずれも平年より約2週間遅く、特に関東甲信では観測史上2番目の遅さとなりました。22日から24日にかけては、関東でも“警報級の大雨”となるおそれがあり、注意が必要です。
21日午後8時ごろ、東京・港区にある増上寺では「100万人のキャンドルナイト」というイベントが行われました。
「3・2・1……!」
東京タワーや寺の電気が一斉に消え、光が浮かび上がり…1500個のキャンドルが、あたり一面にともりました。
訪れた人
「仕事終わりに寄ったんですけど、見て癒やされました」
訪れた人
「すごいきれいで…こどもに体験させてあげたいなと思って」
訪れた人
「ちょうど夜のタイミングで、雨もやんでラッキーだったなと」
東京都心は、21日朝から、本降りの雨となりました。
記者
「午後1時の品川駅前です。大粒の雨が降っています」
突然、激しく打ち付ける雨に、駅前には服をぬらしながら歩く人たちの姿が…。
階段からは、雨水が流れ落ちていました。
21日、気象庁は関東甲信・東海・近畿地方の梅雨入りを発表しました。いずれも平年より約2週間遅く、特に関東甲信では観測史上2番目の遅さに。
横浜でも朝から断続的に雨が降り、一時、たたきつけるような大粒の雨が降りました。
東京・新橋駅前では、タクシー待ちをする人たちの長い列ができていました。
記者
「雨の影響でしょうか。新橋駅前のタクシー乗り場に、すごい行列ができています」
近くの売店を見てみると…
記者
「販売している傘、もう1本も入っていないです」
傘は、売り切れていました。
新橋駅前にいた人
「やっぱり雨だったら、ちょっと気分下がっちゃいますね」
新橋駅前にいた人
「梅雨時はジメジメで、すごい汗かくので、できればきてほしくなかったんですけど…」
一方で、“異例の遅さ”となった「梅雨入り」を、待ち望んでいた人もいました。
客
「しゅわしゅわ」
九州の日本酒が楽しめる東京・目黒区のバー「日本酒 雫」では、梅雨入りから梅雨明けまでの間、1杯500円のスパークリングの日本酒を、何杯でも飲めるイベントを開催しています。
客
「スカッとするので、ジメジメしてるのを飛ばしてくれます」
客
「こういうの飲むと、さらっとしていいですね」
ただ、複雑な気持ちもあるようです。
「(梅雨は)早めに明けてくれると…と思いつつも、せっかく500円で飲めるので、なるべく長くやってほしいなっていう」
日本酒バー オーナー
「雨の日というのは、ちょっとお客様の足が遠のく。その雨を逆手にとって、梅雨の時期だけでも、こういった楽しいイベントがあればなと思って。お客様には長く楽しんでいただきたい」
本格的に始まる「梅雨」のシーズン──。
22日(土曜日)には再び広い範囲で雨雲がかかり、24日(月曜日)にかけて、関東でも“警報級の大雨”となるおそれがあり、注意が必要です。
(6月22日午前0時5分(金曜深夜)放送『news zero』より)