海岸に凍ったイワシが…相次ぐ大量のイワシ“漂着” 拾いに来る人も 専門家は… 北海道
オホーツク海に面する北海道北見市常呂町の海岸で、約500メートルにわたり、イワシの一種のマイワシが打ち上げられ、16日朝に回収作業が行われました。
オホーツク総合振興局によると、初めて報告を受けたのは今月12日で、常呂町の海岸では約20トンものイワシを回収したということです。
さらに斜里町でも15日朝、近くに住む住民が、海岸に数キロにわたって大量のイワシが打ち上げられているのを発見しました。イワシを拾いに来た住民の姿も見られました。
近くに住む人
「すごく海岸がキラキラしちゃっていて、びっくりするくらいの数があがっていますね。珍しいです」
イワシの漂着が相次ぐ理由について、網走水産試験場の田中伸幸さんは「はっきりとは分からないが、(イワシは)本来この時期、本州に下っているが、オホーツクにも一部残ったのではないか。それが水温の低下に伴って、死んでしまったのではないか」と指摘しています。
魚は死んでから打ち上がるまでに時間がかかる場合も多いということで、漂着したイワシは食べないほうがよさそうです。