ワクチン 国立病院医師らから接種の方針
新型コロナウイルスのワクチンについて政府は国立病院の医師ら1万人に先行して接種し、副反応などを調べる方針を固めました。
ワクチン接種について、厚生労働省は、来月末から医療従事者、3月末から高齢者、その後、持病がある人に行うとのメドを示しています。
こうした中、厚労省は、来月末に、国立病院機構、地域医療機能推進機構、労働者健康安全機構の3つの組織の病院の医療従事者、およそ1万人に先行して接種する方針を固めました。国の研究班が、接種後の健康状態や副反応などを調べ随時集計する予定です。
新型コロナのワクチンは全く新しいタイプで、国民の間に懸念の声もあるため、厚労省は、まずは、先行して接種した人の接種後の健康状態や副反応などを調べて公表すべきと判断し、国立病院などに協力を求めることにしたものです。