平均賃金引き上げ企業増加 “宿泊・飲食など”7割が賃上げ 新型コロナの影響はまだ残る
今年、平均賃金を引き上げた企業が、去年より増えたことがわかりました。
厚生労働省の調査では、100人以上を雇う民間企業2020社のうち、今年「平均賃金を引き上げた」または「引き上げる」と回答した企業は85.7%で、去年の80.7%に比べ、わずかに多くなりました。
新型コロナで打撃をうけた「宿泊・飲食サービス業」のうち7割以上が賃上げし、去年より大幅に増えました。
全体でみると、平均賃金の上げ幅は、ひと月5534円で、去年より840円の増加です。
厚労省は「新型コロナの影響はまだ残っていて、完全にもどりきったとはいえない」とし、今年の賃金を決める段階では、まだみられなかった物価高や原油価格高騰の影響が、今後は出る可能性があるとしています。