外食企業22%が今年2度以上値上げ
3,6%の物価上昇(前年同月比)となるなど、値上げが家計を圧迫する中、東京商工リサーチの調査で、今年2度以上値上げした外食企業が調査対象の22%をしめたことがわかりました。
東京商工リサーチが大手外食企業122社に調査を行ったところ、今年1月から11月上旬までに値上げを行った企業は82社に上り、全体の67.2%を占めました。
82社のうち2度値上げした企業は25社、3度値上げした企業は3社あり、あわせると全体の22%となりました。
一方、帝国データバンクの調査によりますと、10月に値上げされた食品は6699品目で、今年に入って最多となりました。
これに対し、11月の値上げは833品目ですが、パック牛乳など、安いときに買いだめしておくことがしにくい、日常的に消費する商品の値上げが目立ち、家計へのインパクトは大きいと分析されています。
また円安を背景に輸入品の価格が上がっているため、来年値上げが予定されている品目はすでに2000を超えています。
来年2月から3月ごろ、再び値上げラッシュが訪れる可能性もあり、調査員は、来年2月の値上げは今年2月の1420品目を超えそうだと話しています。