×

東京、感染経路調べる調査縮小…業務ひっ迫

2021年1月23日 1:18
東京、感染経路調べる調査縮小…業務ひっ迫

新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大を受け、東京都は、感染経路などを調べる積極的疫学調査の規模を縮小して、高齢者などが多い施設に優先的に行う方針を決め、都内の保健所に通知しました。

新型コロナウイルスの感染拡大で、都内の感染者数は、今月だけで3万人を超え、感染経路の調査や入院先の調整を担う保健所では、業務がひっ迫した状況が続いていました。

そのため東京都は、厚労省からの通知を踏まえ、感染経路や濃厚接触者などを調べる積極的疫学調査の規模を縮小して、医療機関や高齢者・障がい者施設など、重症化リスクの高い人が多数いる施設を優先する方針を決め、都内の保健所に通知しました。

都は、「重症化リスクの高い患者に優先的に対応して、適切な医療提供につなげたい。各保健所は地域の実情に合わせて対応して貰いたい」と説明しています。