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英系統“変異株”11月には国内市中感染か

2021年1月29日 18:47

東京医科歯科大学は、去年11月下旬以降に入院した新型コロナの患者の検体からイギリス系統の3種類の変異ウイルスが確認されたことを明らかにしました。患者はいずれも海外渡航歴がないことから、市中感染の可能性が高いとしています。

東京医科歯科大学によりますと、見つかったのは3種類のイギリス系統の株で、大学付属病院に去年11月下旬から12月下旬までに入院していた患者の検体をゲノム解析したところ判明したといいます。

これまでに国内で確認されていたイギリスや南アフリカの変異ウイルスは感染性の高さが特徴の1つとされていますが、今回見つかった変異ウイルスは同様の感染性の高さの特徴はみられないということです。

また、この3種類のウイルスが検出された患者はいずれも海外渡航歴がないため、東京医科歯科大学は、市中感染による可能性が高いとしています。

変異したウイルスの市中感染の可能性については、厚生労働省が今月18日、海外渡航歴のない静岡県に住む男女3人から初めて、イギリスで見つかった変異ウイルスが検出されたと発表していましたが、これより先にイギリス系統の別の変異したウイルスが国内に入り市中感染していた可能性が高いことになります。

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