東京都の新年度予算案は、過去最大だった２０１９年度に次ぐ、７兆４２５０億円となりました。新型コロナウイルス対策として、来月発表する予定の追加補正予算案と合わせると、事実上過去最大となる見通しです。

東京都の２０２１年度当初予算案は、前年度から７１０億円多い、７兆４２５０億円で、過去最大だった２０１９年度に次いで、過去２番目の規模となっています。

一方、新型コロナの影響に伴う企業収益の悪化などで、都税収入はおよそ４０００億円減少し、５兆４５０億円となっています。そのため、各種基金を取り崩すほか、都債も前年度比およそ３倍となる５８７６億円を発行して対応します。

予算案には、東京オリンピックの追加経費などで４０２８億円を計上したほか、出産応援事業として、新生児１人当たり１０万円分のクーポンを支給するため、１０１億円を計上しました。