発症2日前に祖父母と食事 20代大学生
「陽性って聞いた瞬間、なによりも祖母と祖父の顔が出てきまして、うつしてないだろうか、そういう不安が一番に押し寄せてきましたね」
去年12月、感染が判明した大学生。
不要不急の外出は控えていたといい、感染経路はわかっていません。母と弟、そして高齢の祖父母と2世帯住宅で暮らしていましたが、重症化リスクの高い祖父母とは会わないようにしていたといいます。
しかし、去年末・・・。
「『おじいちゃんおばあちゃん寂しがってるよ』みたいな話を弟から聞きまして。1回顔を見せにいこうと、一緒に夜ご飯を食べに」
およそ半年ぶりに、自宅で一緒に食事をしたといいます。
その2日後、発熱。検査の結果、感染が判明しました。
すぐに電話で祖父母に伝えると。
「最初祖父が出て、私が泣いているので『大丈夫だよ、とにかく自分の心配をしなさい』というふうに祖父は言っていて、祖母に代わってもらったら祖母は『私たちは十分生きたから、やりたいこと全部やったし死んでも悔いはないからいいのよ』というふうに言っていて。死を覚悟させてしまったんだなって思った」
家族4人は濃厚接触者でしたが、全員陰性でした。
「本当によかった。(祖父母に)『心配ばかりしてたからつらかったでしょ、自分のを治しなさい』と言われました」
感染したから伝えたいこと。
「自分は(コロナに)なっても死なないだろうっていうふうに、自信を持ってる方が多いと思うんですけど。
自分が軽症で済んだとしても、周りの方をもしかしたら死においやってしまうこともある。
家族を守ってくださいと伝えたいです。」
【#感染したから伝えたい 経験談募集】
新型コロナ「陽性」を経験された方へ
・こんな経路で感染した
・若い世代でもこんな「後遺症」が
緊急事態宣言が出た今だからこそ「#感染したから伝えたい」で投稿を。感染を広げないため大切な人を守るため、みなさんの体験談を『news zero』で紹介させてください。