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米製薬が妊婦へ臨床試験開始“宣言”解除は

2021年2月19日 21:23
米製薬が妊婦へ臨床試験開始“宣言”解除は

全国で医療従事者へのワクチン接種が進められるなか、ファイザーが、ワクチンの妊婦への安全性や、効果を調べる臨床試験を開始したと発表しました。

ワクチンの先行接種3日目。「先行接種」に続いて、それ以外の医療従事者への「優先接種」が始まりますが、河野ワクチン接種担当大臣は再来週から開始する考えを示しました。各都道府県には3月の2週目までに117万回分のワクチンが届く見込みです。

河野ワクチン担当相「医療従事者の方に配ったワクチンが余れば、次の高齢者の方に回していただく」

また、河野大臣は高齢者へのワクチン接種は、「予定通り4月から開始させたい」と述べました。

日本にワクチンを提供している、アメリカの製薬大手ファイザー。18日、妊婦への効果や安全性を調べる臨床試験を開始したと発表しました。

これまで妊婦の臨床試験は行われておらず日本でも、厚生労働省は、「胎児への影響について必ずしも明らかになっていない」などとして接種の努力義務を適用せず、医師と相談した上で、接種が可能としています。

19日、新たに353人の感染が確認された東京都。500人を下回るのは13日連続となります。小池知事は。

東京都・小池知事「新規陽性者数が減少傾向にあるとはいえ、いまだに300人、400人がだらだら続くことが、どんなに皆さんの不安・負担を長引かせるものでありましょうか、ここで気を抜かない!感染対策を怠らない!」

18日行われた厚労省の専門家の会議では、夜間の人の流れが上昇している地域があり、感染者の減少の速度が鈍っている可能性があるとの指摘がありました。こうしたなか、緊急事態宣言の解除について田村大臣は。

田村厚労相「十分にまず新規感染者の減少というものを達成しないと、次に向かっていろんな活動を始めると、また大きな波になります」

解除に、慎重な姿勢を示しました。一方、大阪府は。

大阪府・吉村知事「2月末をもって緊急事態宣言の解除を国に要請いたします。段階的に解除するのが重要だと思っています」

国に対して、今月いっぱいで緊急事態宣言を解除するよう、要請する方針を決めました。吉村知事は、要請を行う際は、兵庫県や京都府と足並みを揃えるとしていて、来週、3府県の知事で協議する意向です。