「テルモ」ワクチン1瓶から7回分の注射器
大手医療機器メーカーの「テルモ」は、ファイザーの新型コロナウイルスワクチンを1瓶から7回分採れる新たな注射器の生産を始めました。
この注射器は「テルモ」が31日から、生産を開始したもので来年3月までに2000万本を生産し順次、出荷するとしています。
一般的な注射器は、先端のスペースに残るワクチンが無駄になり、1瓶から5回。特殊な注射器でも6回しか接種できないとされてきましたが、この注射器は、針が根元まで埋め込まれているため、ワクチンの無駄を最小限にし、7回接種できるということです。
来月には、高齢者へのワクチン接種が始まりますが、供給が限られる中、ワクチンを無駄にしない特殊な注射器の確保が課題となっています。