デジタル技術や情報通信技術の急速な発展に伴う犯罪に対応するために、検察庁に新しい部署が設置されました。

検察庁に１日に設置されたのは「先端犯罪検察ユニット」です。デジタル技術や情報通信技術の急速な発展に伴う先端技術を悪用した犯罪に対応するために設置されたものです。

先端技術が犯罪の手段や事件の解明に使われた事例を集め、全国に情報を共有して捜査や公判を支援することが目的だということです。

国内外の捜査機関と情報交換を行ったり、先端技術を悪用した犯罪の捜査や公判に関する研修も行ったりするということです。

最高検察庁でチーフをつとめる内藤惣一郎検事は「組織として正面から取り組む姿勢のあらわれと受け止めていただいて良い。困難な課題ではありますけど、全力を尽くしていきたい」と抱負を述べました。