JAL 国内線のボーイング777全て退役
日本航空は、今年2月にアメリカのコロラド州で起きた旅客機のエンジントラブルを受けて運航を停止していた国内線仕様のボーイング777型機について、1年前倒しして2020年度内に全て退役させたと発表しました。
今年2月、ハワイ・ホノルル行きのユナイテッド航空ボーイング777型機がエンジントラブルを起こし、機体の部品が住宅街に落下した事故を受け、日本航空と全日空は同じタイプのエンジンを搭載した航空機の運航を停止しています。
該当する国内線仕様のボーイング777型機は、日本航空は13機所有していて、うち6機は事故前から2020年度に退役予定でしたが、運航再開の時期が未確定のため、2021年度内に退役予定だった残りの7機についても2020年度内に退役させたということです。これにより、日本航空の所有する国内線仕様のボーイング777型機はおよそ25年の運航に幕を下ろすこととなりますが、今後の国内線の運航計画に影響はないということです。
また、事故機とは違うエンジンを搭載した国際線仕様のボーイング777型機18機については、引き続き運航していくということです。