JALエンジンカバーの一部 離島で発見
去年12月、那覇空港を離陸した日本航空機が引き返し緊急着陸したエンジントラブルで、破損して行方がわからなくなっていたエンジンカバーの一部が沖縄県の離島で見つかっていたことがわかりました。
この問題は、去年12月、那覇発、羽田行きの日本航空904便がエンジントラブルのため引き返し、緊急着陸したものです。不具合が発生した左エンジンは「ファンブレード」と呼ばれる部品が破損したほか、エンジンカバーが飛行中に外れて海上に落下したとみられています。
この重大インシデントを調査している国の運輸安全委員会によりますと、今月9日、外れたカバーの一部が発生場所からおよそ400キロ離れた沖縄県の多良間島で発見されたということです。見つかったカバーは縦80センチ、横120センチ、重さ14キロで、多良間空港の職員が空港近くの海岸を清掃中に発見し、部品番号や製造番号が記載してあったため、当該航空機のものと確認されました。
運輸安全委員会は調査対象物として保管し、損傷状況などについて調査を進めるとしています。